奄美大島伊須湾縦断飛行の際、目的地の砂浜海岸に吹く微風の風に乗り数メートル(5〜6m)まで近づきあとはランディングと思っているところで、微風の陸風に戻され始める。 上空の南西の風で再び陸に向かおうと上昇するも既に上空にも戻る風が無く、海に向かって飛行し始める。その頃着陸地に到着していた地上クルーのパイバル情報でも陸に向かう風は無いと報告を受ける。飛行方向には着陸できるような砂地もなく、岩礁地帯となっていたので、近くにいた今回の奄美フライトのお世話をしていただいた現地の方にボートでの曳航をお願いする。 P1、P2共にライフジャケットを付けボートにハンドリングラインを投下し、陸に向かって曳航してもらい、目的地の砂浜にランディングする。 |
本来このようなアドベンチャーフライトでは常に着陸地に地上クルーを配置し、着陸予定地の風情報を提供してもらうようにしていたが、今回のフライトでは着陸地要員の手配が出来ずに、着陸地周辺の風情報が把握できていなかった。 離陸着陸予定地は前日に下見をして把握していたが、5ケ所の着陸予定地は全て海岸線で、ピンポイントに砂浜にランディングをしなければならなかったのに、飛行距離も短く大丈夫だろうと安易にフライトに臨んだのが一番の反省点ではないかと思います。 |
アドベンチャーフライト中、風向きが変わったため、随行船に曳航してもらったもの。損害は無し。
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