当日、2人のpassengerを乗せ、3人でフライトを行いました。 展開・組み立て・バーナーチェック・インフレ・等に問題なし。 シリンダーは、3本を搭載し、マニーホールド(連結管)は使用していませんでした。 約1000ftにて、順調にフライトを行い、IMLを行う為、場所を決定し、自序に、目的地に近づき、あと数キロのところで、使用していたシリンダーを見たら、残20パーセントでしたので、降下前に、シリンダーを交換しようと思い、バルブを閉めPOL継手を外した瞬間、シリンダー側から、ガスが流出しました。 勿論、POL継手の自閉弁も作動しない状態でした。 流出したまま、POL継手を占め戻すも、最後まで入らないのか?流出は止まらず、再度、POL継手を取り外し,ガスバルブを、力いっぱい閉栓しましたが閉栓出来ず。流出したままでした。下降をすると、生ガスに引火すると考え、passenger2人と、地図等で、滞留しない様に、下方に仰いで、バーナーを焚き上昇しました。上昇中、ガスバルブとPOL継手に同時に何らかの、ゴミ等挟まったと考え、バルブの全開・全閉作業を思いつき、ベルトを緩めシリンダー口を、ゴンドラより高くし、外向きにバルブの方向を変え、バルブを全開、閉栓を2〜3回繰り返すが、止まりませんでした。 その体制と止まらない状態で、PLO継ぎ手を締め直し(接続をすると、流出は止まらないが、噴出量は減した為)数回位いしたら、最後まで入ったのか?流出が止まり、直ちにランデングました. ランデング後、地上クルーに(IPを含む)説明し、数%残ガスが有った為、直ちに再現しましたが、再現は、しませんでした。 |
現在、私の考えでは、何らかの異物か有り、個々の閉栓を同時にさまたげた。その異物は、剥離に使うブラストジョト球か?その他のごみも考えられる為、後日、POL継ぎ手を分解しましたが、(添付写真)閉栓を妨げた痕跡等は確認できませんでした。あと考察されるのは、そのシリンダーは、昨年9月頃に新規に購入し、購入後直ぐに充填し、使用したのは、2回目でした。勿論、プロパンには、溶液中に水分が含まれて入るのは理解できますが、最終検査時の耐圧検査時等に、水張検査時点の残り水?が結氷し、バルブの閉栓及びPOLの自閉を妨げたのかとも考察されます。しかし、サイホン管にて引っ張り揚げる位いまで、水が入っていたのかは不明です。 原因は、現在調査中ではある。シリンダー側・ホース側に個々に自閉弁が装着されてるバーナーシステムですが、シリンダー交換時に、基本である、焚き抜きするか、プレッシャーゲージでの確認を怠った。 |
POLの自閉弁については、過去に、中のピンが引っかかってうまく閉じなかった報告がある。 また、長く使っていると、ゴム部が劣化し、ヒビが入って、ガスが漏れたとの報告もある。 自閉弁は過信しないようにしてください。
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